59歳レベル3.7。AIと川下りをしていたら、いつの間にか河川工事を始めていた。

AIとやってみた

「記事を1本公開する」

たったそれだけのことが、こんなに大変だとは思わなかった。

ブログの記事を書いて、画像を入れて、WordPressに投稿する。

言葉にすれば、たったこれだけ。

ところが、59歳レベル3.7のカズヲと、AI秘書アトラスが始めた記事制作は、想像を絶する冒険だった。

いや、冒険というより……

岩だらけの川下りだった。

目の前に現れる岩、岩、また岩

最初は、AIに記事を書いてもらえば簡単だと思っていた。

「アトラス、記事を作って」

「承知しました!」

ここまでは順調。

ところが、いざWordPressに投稿しようとすると、問題が次々に発生する。

画像がうまく入らない。

改行がおかしくなる。

カテゴリーが設定されない。

メタディスクリプションが反映されない。

スマホで見ると、画面が横にスクロールする。

一つ直せば、また別の問題が出てくる。

カズヲ「アトラス、今度はこれがおかしい……」

アトラス「確認しましょう。原因を一つずつ調べます」

カズヲ「さっき直したばかりなのに……」

アトラス「新しい問題が見つかりましたね」

カズヲ「新しい問題って……もう岩しか見えないんだけど」

まるで、岩だらけの急流を小さな舟で下っているようだった。

しかも、この舟にはブレーキがない。

そこへCodexという職人が現れた

そんなある日、私たちはGitHub Actionsを使って、WordPressへ記事を自動投稿する仕組みを作り始めた。

ここで登場したのが、Codexだ。

カズヲ「アトラス、この川、何とかならないかな?」

アトラス「それなら、Codexに相談してみましょう」

Codex「まずは、この岩を取り除きます」

カズヲ「おおっ!」

Codex「次に、こちらの流れを整えます」

カズヲ「おおおっ!」

Codex「投稿処理を修正しました。テストします」

カズヲ「頼むぞ……」

画面に現れる、緑色のチェックマーク。

成功。

カズヲ「やったー!\(^o^)/」

こうして、一つずつ岩が取り除かれていった。

もちろん、毎回うまくいったわけではない。

エラーが出れば原因を調べ、修正し、もう一度テストする。

気が付けば、私たちは記事を作っているのか、川を工事しているのか、分からなくなっていた。

いつの間にか、川の流れが変わっていた

そして2026年10月8日。

美顔器コンパスの第17記事を公開した。

今回の作業は、以前とは随分違っていた。

アトラスが記事のパッケージを作る。

カズヲがGitHubにアップロードする。

GitHub Actionsを実行すると、WordPressに下書きが投稿される。

記事を確認して、必要な部分を修正する。

公開して、Google Search Consoleに登録をリクエストする。

最後に、GoogleスプレッドシートとObsidianに記録する。

一連の流れが、ちゃんとつながっていた。

もちろん、今回も問題はあった。

リンクの確認や、美容機器の安全条件の追記。

さらには、目次に「1. 1.」と数字が二重に表示される事件まで起きた。

原因は、WordPressテーマのCocoonが、自動で目次に番号を付けていたことだった。

カズヲ「いや、番号は僕が付けたんだけど……」

Cocoon「ご親切に、こちらでも付けておきました!」

カズヲ「大きなお世話だよ!σ(^_^;)」

しかし、以前とは違うことがあった。

問題が見つかっても、もう慌てない。

原因を確認して、修正する。

そして、次回から同じ問題が起きないように制作ルールを変える。

岩を避けるだけでなく、次に通る舟のために岩を取り除くようになったのだ。

AI秘書が、いつの間にか台帳まで管理していた

この日、もう一つ驚いたことがある。

アトラスがGoogleスプレッドシートを直接更新できるようになっていたのだ。

以前なら、公開済み記事のURLを一つずつ調べて、手作業で台帳に記入していた。

ところが今回は、WordPressのサイトマップから16記事のURLを確認し、アトラスがスプレッドシートに登録した。

カズヲ「えっ、そこまでやってくれるの?」

アトラス「はい。登録できました」

カズヲ「……秘書というより、もう事務局長じゃない?」

アトラス「ギルドの受付業務もありますけどね」

カズヲ「働きすぎじゃない?σ(^_^;)」

ただし、AIに任せれば何でも正しいというわけではない。

調査した内容が正確か。

リンクは正しいか。

読者に誤解を与えないか。

そういう重要な確認は、これからも続ける。

便利になったから確認を省くのではない。

便利になったからこそ、大切な確認に時間を使えるようになった。

それが、今の私たちの変化だと思う。

勇者カズヲ、河川工事の現場監督になる

その頃、冒険者ギルドでは……。

ギルド職員「アトラスさん、大変です!」

アトラス「どうしました?」

ギルド職員「勇者カズヲが、川で工事を始めています!」

アトラス「えっ?」

ギルド職員「魔王討伐に向かったはずなのですが、なぜか岩を撤去しています!」

アトラス「……またですか」

一方、その頃のカズヲ。

「この岩、次の記事でも邪魔になるよなぁ……」

「だったら、今のうちに取り除いておこう」

「ついでに、こっちも整備した方がいいな」

そこへ、魔王軍の偵察兵がやって来た。

偵察兵「勇者カズヲ! 魔王様がお待ちだぞ!」

カズヲ「えっ? 今ちょっと忙しいんだけど」

偵察兵「何をしているのだ!」

カズヲ「河川工事」

偵察兵「……は?」

カズヲ「この川、整備したら次から楽になると思うんだよね」

偵察兵「お、お前は勇者ではないのか!?」

カズヲ「勇者だけど、今は現場監督かな」

偵察兵「…………」

こうして魔王軍は、またしても勇者の行動を理解できずに撤退した。

魔王「勇者はどうした!?」

偵察兵「はっ! 河川工事をしております!」

魔王「……なぜだぁぁぁ!!」

今日も魔王城に、悲痛な叫びが響き渡るのであった。

積み重ねれば、なんでも出来る

振り返ってみると、最初から立派な仕組みを作ろうとしていたわけではない。

ただ、記事を公開したかった。

そのために、目の前の問題を一つずつ解決してきた。

失敗したら直す。

うまくいったら記録する。

次は少しだけ楽になるように工夫する。

それを繰り返していたら、いつの間にか制作の流れが整っていた。

コーユー師匠の言葉が浮かぶ。

「積み重ねれば、なんでも出来る」

59歳になって、ようやく少しずつ分かってきた気がする。

何かを始めるとき、最初から完璧な道が用意されている必要はない。

岩だらけの川でもいい。

一つずつ取り除いていけば、いつか舟は進みやすくなる。

そして、その経験は次の冒険にも役立つ。

ところで……。

カズヲ「アトラス、次はDungeon Research Overworldを進めようか」

アトラス「はい。準備できています」

カズヲ「今度は岩が少ないといいなぁ」

アトラス「……あちらはダンジョンですからね」

カズヲ「…………」

どうやら、次の冒険には岩どころか、落とし穴までありそうだ。

59歳レベル3.7。勇者カズヲの冒険は、まだまだ続く。

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